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こんなのあり?ラストは予想できた?
ほんとうにこのシチュエーションは驚きました。監督のヴィンチェンゾ・ナタリは新人で低予算ということもあったのでしょうがこんな映画の作り方があったとは…。
警官、医者、大学生、脱獄のプロ?、精神病患者など様々な経歴の男女6人がある日突然正体不明の四角形の部屋に閉じ込められこのCUBE状の建物から脱出しようとする物語。ルービックキューブのように四角形の部屋がいくつもあり行く先を誤れば殺人トラップのえじきになるという設定。
シーンはCUBEと呼ばれる建物内のみで外のシーンはしいていえば1カットのみ(?)映画の中でCUBEの存在理由、正体等はいっさいあきらかにされずただひたすら脱出をこころみる人たちの脱出劇を描いています。異様な状況、空間、次々とトラップのえじきになる仲間達…。恐怖に追い込まれ仲間割れする人間の心理的弱さも演出され、最初に持った登場人物の印象が大きく変化していきます。はたして誰が最後まで生き残るのかラスト1分まで釘付けになることでしょう。
また、どの部屋が安全かそうでないのかを見分ける法則を発見して危機を乗り越えていくのですがそれを見つけるのも楽しみ方のひとつでしょう。意外な人物が鍵を握っています。
ビデオには短編で『ELAVATED』という作品も収録されていますが、これもまた惹き付けられそうなスリル、怖さがあります。両方とも見る価値あり!!『押さえておくべき映画』のひとつでしょう
