毎日通い詰めます!
ミュージシャンを夢見てニューヨークにやってきたヴァイオレット(パイパー・ペラーボ)。自分をあちこちのレコード会社に売り込むが全て門前払い。故郷のニュージャージーの父親のビル(ジョン・グッドマン)に啖呵を切って飛び出した手前、戻ることもできず途方にくれるときに”コヨーテー・アグリー”というBARを知り、そこで仕事をすることになる。コヨーテ・アグリー、それは女性オーナー、リル(マリア・ベロ)の経営する女性スタッフばかりのバー。しかしながらこれがかなり過激!スタッフはバーの台に飛び乗って、腰をくねくね動かしたり、ステップを踏み、客は彼女達を目当てに異様なほど毎日のように盛り上がる毎日。そこでヴァイオレットは恋人ケビン(アダム・ガルシア)と出会う。そしてケビンは彼女の夢をサポートしようとライブハウスのステージを用意するのだが、彼女は大きな問題を抱えていた…。
一言でいえば新世紀の”フラッシュダンス”ともいうべき女性向け青春サクセスストーリー。ストーリーそのものはよくあるパターンで展開も読みやすいものですけど好感の持てる内容になっています。田舎から出てきた少女が都会の現実に揉まれながら成長し、恋も経験(結構な有名人達がギャラリーで覗いていました!…これはみてのお楽しみ(^^))し夢を実現していくというものです。 ところでこの店は実在する店らしいのですけどニューヨークにいくことがあれば自由の女神をみるよりここに足を運んでみたいものですw
また女性人のほとんどがこの映画がメジャー映画初出演とでもいうほどオール新人に近いスタッフ構成になっています。本作の主役に大抜擢されたパイパー・ペラーボは、主人公のヴァイオレットと出身が同じでデビュー前はカクテル・バーでバイトしたこともあるというハマリ役。また音楽も話題になりリアン・ライムス本人も少し出演しています。
ところでこのコヨーテ・アグリーの名前の由来は『酔っ払って見知らぬ相手と寝てしまい、翌朝、腕の中の相手の顔を見て、腕を噛み切ってまで逃げ出したいと後悔すること』罠にかかると自分の足を噛み切ろうとするコヨーテの悪あがきからきているスラングということだそうです。