スパイ・ゲーム

評価:4 つ星評価: まあま良い
  • さわやかで渋い!ロバート・レッドフォード

    1991年。CIAのスパイ、ビショップ(ブラッド・ピット)が中国の蘇州刑務所に監禁された要人救出に失敗、逮捕される。折しも中国との貿易交渉会議直前のアメリカ政府は彼を見捨てる方針を固める。事前に情報をキャッチしたCIA退職日当日を迎えているネイサン・ミュアー(ロバート・レッドフォード)、師でもある彼はビショップ救出のためCIA本部で上層部との駆引きをしながら密かに「ディナー・アウト」作戦を計画する。

    ビショップとミュアーの師弟であり友人関係の二人の絆をスパイという設定でスリリングな展開で描いていく物語。CIA本部で中国政府に逮捕されたビショップとのエピソードをミュアーが語っていきます。ベトナム戦争で出会い、西ベルリンで師弟関係を結ぶ二人。しかしながら冷酷で非情なスパイ活動をゲームと言ってのけてしまうミュアーに対して自己の純粋さを傷つけられるビショップ。そしてベイルートでの悲劇。それはビショップとミュアーの決別だけでなく現地で出会ったエリザベス(キャサリン・マーコック)との別離も招いてしまいます。

    最初予告編をみたときにはタイトルのイメージもあってブラピ、レッドフォード両名のアクションもののイメージでしたが、実際はミュアー役のレッドフォードが機敏に立ち回る神経戦。まさに「スパイ・ゲーム」です。”いつか彼の役に立ちたい”と『リバーランス・スルー・イット』以来のブラピの恩返しがついに実現しました。映画をみるまではブラピが主役と思われる人も多いでしょうけど、実際はレッドフォードが主役。年齢も当時65才、ひさびさにみた印象は”おじいちゃん”って感じでしたけど、あの年齢であのさわやかさと色気。サングラスをかけてポルシェにのり守衛に片手で挨拶する姿….。かなりいい感じw。若手の俳優でもあの雰囲気を出せる俳優はそうはいないと思います。

    ストーリーはちょとエピソードが間延びしなくてもないのですが全財産を投げ出してビショップのため行動するミュアーに賞賛を送りましょう。最後に”してやられた”CIA幹部達の表情、ベイルートの事件後、別の道を進んだ二人ですが最後に思いである「ディナー・アウト」という作戦名を耳したときの全てを理解したかのようなビショップの表情…。まさにレッドフォードにぴったりのエンディングだと思います。

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