アート・オブ・ウォー

評価:4 つ星評価: まあま良い
  • ”THE ART OF WAR”は『孫子の兵法』

    極秘任務を請け負う国連直轄の影のエキスパートが巨大な陰謀に巻き込まれて行くサスペンスアクション。

    ニール・ショー(ウェズリー・スナイプス)は 国連の国際保安エキスパートチームのリーダー、国連事務総長ダグラス・トーマス(ドナルド・サザーランド)管轄下の敏腕エージェント。しかし存在は非公式、影の存在。米中の貿易協定締結に絡み中国側の要人がパーティ会場で暗殺。事件当時、現場に極秘任務で居合わせたニールのチームは犯人を追跡、しかし追跡中に無線で同僚のブライ(マイケル・ビーン)の断末魔を聞き、しかも犯人は逃亡。さらニールは暗殺者と間違われFBIに追われる立場に…。真犯人究明に躍起になるニール。真相を握るのは暗殺現場で盗聴した要人の会話を記憶したフロッピーディスク。そして真犯人に友人を殺されたジュリア(マリエ・マチコ)。真相に近付くにつれ襲い掛かるチャイニーズ系のヒットマン、果たして真犯人は?事件は予想外の方向へ進んで行く…。

    ストーリーは単純なサスペンスでなくかなり高度で複雑な展開になっています。タイトルは『孫子の兵法』の事で”本当の敵を見誤ることなかれ”と訴えています。誰が得をするのか??というような感覚でみるのはなく政治的謀略劇でみるとよいのではないでしょうか。

    また、主演のウェズリー・スナイプスのアクションにも注目して下さい。得意のマーシャル・アーツが炸裂!格闘技的要素たっぷり、でラストのほうにあるアクションはパワーでなく上手さを感じさせます。

    まだまだコメントしたいことがあるのですが、とにかくかなり綿密に作られたストーリーにアクションが上手くミックスした映画。ラストの方で「ああ、そうか!」と感嘆する人も多いことでしょう。

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