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”はい、5ドル(^^)?”
1935年、カナダ国境付近の州刑務所。刑務所で服役するネッド(ロバート・デ・ニーロ)とジム(ショーン・ペン)が殺人犯の脱獄にまぎれて 脱獄。辿り着いた村で村人に「あんたたち何者だい」と聞かれ、咄嗟に出たのがたまたま見た宗教のポスターの聖書の文句。おかげで教会の神父だと思い込ませ ることに成功。神父と偽って修道院に隠れ住む。その田舎町に口の不自由な娘を持つ母モリー(デミ・ムーア )がいた。ネッドは彼女にいれこむが、そこへ脱 獄した殺人犯が現れ自分の国境越えを手伝えと脅迫する。
マイケル・カーティス監督による55年製作された同名映画のリメイク。当時はデ・ニーロにしては珍しいな….という感じで映画をみました。コメディの映画のデ・ニーロは初めてみたのですが、”コメディでも何でもこなせるんだ”というのが当時の印象でした。普段は無愛想な犯罪者がモリーにほれこんで”お金(5ドル)があれば寝てあげる・”という彼女の言葉に振りまわされたあげくやっとの思いでお金を手に入れた時の表情とあの台詞…。とっても愉快でした。
またデ・ニーロだけでなく他の役者も注目!デミー・ムーア!!やっぱいいですね(^^)個人的ですけど….?後はショーン・ペンに注目しましょう!!ちょとあぶない犯罪者役のイメージがあるのですが、この映画では根がまじめな好青年を演じています。特にラストで村人相手に演説するシーンで、演壇の傍にあった本の挿し絵をヒントにアドリブで弁を振るいます。思いのほか饒舌に展開するのですがたよりの挿し絵の最後のページは白紙….。さて彼は?
デ・ニーロとショーンの漫才のような映画ですが、最後はハートフルな展開でしめくくっているこの映画。いろいろ評価がわかれているようですが、私としては好感の持てる映画です。ポイントはやっぱり”はい、5ドル!”のデ・ニーロの表情でしょう!
