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誰にでも一度は思うことがあるのでは?
1987年、ウォール街での成功を夢見るジャック(ニコラス・ケイジ)は、「行かないで」という恋人のケイト(ティア・レオーニ)の願いを振り切り、研修のためロンドンへと向かう。13年後、ジャックは大会社の社長になり仕事に生きる冷血実業家になっていた。しかし、クリスマス・イブに黒人青年キャッシュ(ドン・チードル )と出会ってからジャックの身に不思議なことが起きる。翌朝、目覚めると隣りにはケイトが寝ていた。混乱する彼にキャッシュが現れる”ジャックに欠けているもの”それが見つかったと元の世界に戻れるという。そして自分が、ケイトと結婚し、2人の子供のいるセールスマンであることを知る。その世界では平凡だが、家族に恵まれた幸せな生活を送っていた。やがてジャックに元の世界に戻る時間が近づいてくるのだが…。
「あの時、違う選択をしていたら、どんな人生を送っていただろうか?」誰でもそんな事は感じたことはあるはず。愛をとるか夢を選ぶか、そんなことを思いながらこの映画をみると結局のところ本当の幸せ、豊かさっていうもは何だろう??ってしみじも感じいっちゃいました。とくに現実の世界と逆転したときのニコラス・ケイジのあの情けなさそうな顔!ハの字まゆげが一層ひきたてています(^^)。
それに『ディープ・インパクト』でお馴染みのティア・レオーニ、やっぱり可愛い!あんな人が奥さんになっているっていのが羨ましい!客観的にみてあんなきれいな女性を捨てて金(仕事)を取った…。なんてバカなと映画みながらもそういえば彼女は「x-ファイル」のデヴイド・ドゥカブニーと結婚していたのを思い出していっそう信じられなくなりました?後、ドン・チードルと子役の少女にも注目。いい味だしています!!
おそらく男女で意見のわかれる映画の一つかもしれません、特に再び現実の世界に戻って”本当に大切なもの”を手に入れ自らの意志で現実の世界のケイトに会った時、みなさんはどう思うでしょう。
ちなみに原題は「The Family Man」ですが邦題の『天使のくれた時間』というのが絶妙にマッチしています。私的にはラストで雪の降る夜の空港のロビーでコーヒーを飲みながら語り合う二人が印象的でした。
